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意外と知らないお墓参りのマナー
お墓参りで、何人かの人が間違った仕方でお参りしていることがあります。よく、亡くなった人が生前、お酒が好きで日ごろたくさんお酒を飲んでいた人だったということで墓参りにやってきた人が、その人のお墓にお酒をかけることがあります。それは実はマナー違反となり、良くない仕方となります。
なぜマナー違反となるのかといいますと、実はお墓の墓石は亡くなった人の体となるものといわれているためです。つまり、墓石が亡くなった人の体代わりとなり建てられているもので、その墓石にお酒をかける行為は体にお酒をかけてしまっている行為となるわけです。生きている間にお酒を飲むことはあっても、お酒を体にかけることはありません。お酒が好きだったということで墓石にお酒をかける行為は、お墓参りとしてではマナー違反となってしまう理由となります。
では、お酒を備えたいと考えるのであれば墓石にお酒をかけるのではなく、便やカップに入れられたお酒をそのまま墓石の前において備えることが、マナーとして正しい仕方となるといわれています。お酒を備えるために、この仕方を覚えるだけでも恥をかくことなくお墓参りを行うことができるようになります。
そしてほかにもお墓参りのためのマナーがありまして、多くの人が備えるための花をもってやってきます。しかし、数時間前にほかの誰かがきれいな花を供えたばかりの場合、どうすれば良いのかわからないという人もいます。せっかく新しく供えたばかりの花を外して、自分の花を供えて良いのかどうか迷ってしまうという人が多くいます。
その場合、実は数時間前などついさっき花を供えられたとしても、前に供えられた花を取り外し、自分が持ってきた花を供えることが正しい備え方となります。
意外とお墓参りのマナーを知らないで、そのままお墓参りにやってくるという人は多く存在しています。もしわからなくて少しでも知識を持っておきたいと考えるのであれば、本屋で並んでいる冠婚葬祭のマナー本を読むかインターネットで検索すると、冠婚葬祭のことを詳しく載せているサイトもいくつかあるので調べてみるとよいかもしれません。
しかしマナー違反をしてしまったからと言って悪いことしたと考えるのではなく、その時その時に少しずつマナーを学んでいくことが大事となります。
要は、亡くなった人の魂を敬う心を持つことが大切で、その心を持ちながら供え物を供えていくことで少しずつマナーを知ることができるようになります。